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セラクの「みんなの情熱大学」では最新テクノロジーや先端領域に関わるセミナー等、イベント運営をしています。専門領域を越えて議論のできる仲間と出会い、共によくなる環境と学習の機会を提供しています。

今回は、2019年12月10日に開催された『為になるツール講座 Tera Term篇』のレポートをお届けします!

Tera Termって何?

ネットワーク/サーバ等に関わる方にはおなじみのTera Termですが、初めて聞くよーという方のためにご説明します。これは、SSH・telnetの各通信プロトコルを利用してリモートログインを行うためのWindows用ソフトウェアです。


・・・・・・?


なんのこっちゃ?という方に噛み砕いてご説明しますと、『別のコンピュータやサーバーを遠隔操作するために使うソフト』です。今回の講座では、弊社エンジニアがよく使っている基本機能から、Tera Termマクロを用いた業務の効率化につながりそうな機能まで、たっぷり紹介されました。


講座レポート

講座内容は、平沢さんがこれまでの業務で培ってきた便利な機能や失敗談を交えながら、実務ベースの内容を主体として進められました。「こういうことやろうとしたら、こうなっちゃったことがあって。」といったように、状況が想像できるような前置きをつけて話してくれました。そのため、インフラの知識が少ない筆者でも、ちんぷんかんぷんになって瞑想に入らずに話を聞けました。笑

講師は、13年に渡り設計/構築業務を担当してきたITインフラのスペシャリスト、H.直樹さんです。現在、弊社のセキュリティエンジニアとして、社内外のセキュリティ向上施策を実施中。PMをやったり管理者をやったりしつつ、実機を触るのが好きだそうで、隙をついてはTera Termを使っているそうです。


これだけはやっておいて!

TeraTermを使う上で、これだけはやっていてほしい!ということから話が始まりました。ログを自動で取っておくこと、コピペの無効化設定などが簡単にできるとのこと。忙しくてログを取り忘れていた、なんてこともありますよね。トラブル時に「ログを取ってない」と言って、上司に冷たい顔をされてしまわないように、設定方法をご紹介します。

忙しくてログを取り忘れていた、なんてこともありますよね。トラブル時に「ログを取ってない」と言って、上司に冷たい顔をされてしまわないように、設定方法をご紹介します。

ちょっとだけ便利な機能

サーバへのファイル転送機能や、複数の機器に同時にコマンドを飛ばせる機能などを紹介いただきました。SSH転送(ネットワークに接続された機器を安全に遠隔操作すること)は、実際にTeraTermを動かしながらやり方を解説していただき、難しそうなことを3STEP程度でぱぱっと実行されていたので、なんだか自分でもできそう、意外と簡単じゃん。と感じられた方は多かったことでしょう。


TeraTermのマクロ機能

TeraTermにはマクロ機能が実装されており、専用のコマンドで様々な処理を自動化する事が可能とのこと。「コマンドをいくつか覚え、よく利用する条件文をいくつか利用できるようにすれば、簡単な自動処理であれば自分で作れるようになります。」と話すH.直樹さん。

複雑なマクロを作る為にはプログラミングの知識も必要になるそうですが、仕組みや活用方法が理解できれば、ネットで類似のマクロを探して流用することも可能とのことでした。

今回は、If文などを用いた1番シンプルなログインマクロのサンプルを紹介いただきました。これを作っておけば、ダブルクリックだけで自分が管理しているサーバ台数分のログインできるようになるとのこと。地味に時間のかかる作業が、瞬きする間にできるとは、、

さいごに

締め括りに、H.直樹さんより「基本的な機能を組み合わせて使うことで、一週間かかっていた作業が30分で終わるようになり、作業の効率化って割と簡単にできるんです。」という話がありました。今回ご紹介いただいたような機能を組み合わせることにより、とても便利なものが出来上がるような、そんな大きな可能性を感じる内容でした!

受講いただいた方々からは、「運用の心得が理解できたり、作業の効率化ができるようになれることが分かり、興味のキッカケになった。」、「濃い内容だったので、追いつかない部分もあったが、これから理解を深めていきたい」などの感想をいただきました。また、講義資料の共有を求める声が多く上がり、資料を何度も読み返したくなるような、勉強意欲の上がる講座だったと感じました。


「みんなの情熱大学」では、これからも最新のテクノロジーや先端技術に関するさまざまなイベントを開催して参ります。今後のイベントにも、ぜひご期待ください!


無料IT教育コース「テクトレ」を3月11日より開講しました。「テクトレ」は、未経験からIT業界含め様々な業界への転職を実現することのできる転職支援講座です。


第2期生として参加され、社員未経験のキャリアから正社員として就職された井原さんにお話を伺いました。IT業界以外に就職が決まった井原さん。無料IT教育コースの「テクトレ」はどのように役に立ったのでしょうか。「テクトレ」について体験談を伺いました。井原さんは現在二十歳。今年の3月に専門学校を卒業し、社会人デビューを果たされました。



・井原さんプロフィール

今年の3月に専門学校を卒業。専門学校時代は公務員になることを目指し勉強をしていた。社会に出るに当たり民間企業で働く道へ方向性へ切り替え就職活動をして内定獲得。しかし、ミスマッチを感じ内定を辞退。「テクトレ」で改めて自身のたな卸しを行った結果、建設業界でキャリアを築くことを決意し、大手建設企業に入社。


テクトレを受講して良かったことは何ですか?


社会人経験がなかったので、そもそも社会の仕組みについて知らないことが多かったのですが、「テクトレ」に通い様々な職種、業種での働き方やどんな業務を行っているのかイメージが具体的に持てるようになりました。


面接についてもイチから丁寧に相談にのってもらえた点が良かったです。公務員試験の際は結論だけを伝えれば良かったのですが、民間の就職活動では結論だけでなく、どうしてそう思ったのか理由も説明した方が良いなどのアドバイスをもらえました。


専門学校では人数が多かったので、自分から聞きに行かないと何のサポートも得られないし、聞きに行っても時間を割いてもらえず聞いたことしか答えてもらえませんでした。テクトレはとことん話しを聞いてもらえたので良かったです。


それに、一緒に学べる人がいてとっても良かったです。少人数制だったので参加者がお互いに質問したいことを思い通りに聞くことができました。


色々な経歴の方がいて、これまでの仕事の経験についてたくさんの話を聞くことができました。これはたまたまですが、志望していた企業のことも知っている人がいて、選考前に話を聞くことができたことも良かったです。参加者の働いていた業界のこと、仕事について知れたことは就業するイメージを具体化することができたので大きかったです。


今の会社に就職しようと思ったのはどうしてですか?


「テクトレ」で学ぶうちに知っていること、イメージがつくことが増えてきて、自分が働く実感が持てるようになり、もともとインテリアや建築を見るのが好きだったことを思い出しました。


父親の仕事も建設関連なこともあり、建築業界への自分のルーツに気付きました。すっかり忘れていたのですが高校では、建設、機械、電子について学んできたので、その点もこれからのキャリア像とリンクしました。今後キャリアを築いていきたい業界だと確信し、この道で行こうと考えが固まりました。


「テクトレ」で学ぶ内容はITに関連することが多いですが、IT業界の内容に留まらず広く学ぶことができるため、特に社会人経験の浅い人や基礎固めをしたい方に業界問わずオススメです。


「テクトレ」に通う中で自分が興味のあったこと、今までやってきたこと、これから何をやりたいのかをたな卸しをすることができました。その結果自分が今取り組めることと、今後目指せることを見つけることができました。


今後ご自身のキャリアについてどうしていきたいですか?


今後施工管理をして短期的には5年で施工管理技師2級を受けたいと思っています。長期的には10年後1級が受けられるとのことなので、1級まで受けられるようにしたいです。建築士の資格も取得できるように知識と経験を増やしていきたいと思います。


キャリアの幅を広げていきたいと思っているのでゆくゆくは設計にも携われるようになりたいと思っています。



無料IT教育コース「テクトレ」を3月11日より開講しました。「テクトレ」は、未経験からIT業界含め様々な業界への転職を実現することのできる転職支援講座です。


第1期生として参加され、社員未経験のキャリアから正社員として就職を実現された松本さん、望月さんに、「テクトレ」の受講体験について学べたこと、良かったことについて実体験を元にお話を伺いました。


とっても仲が良い二人。二人の出会いは「テクトレ」だったとのこと。たった数ヶ月前までは全くの他人だった二人が「テクトレ」に通って仲良くなって、今では仕事について本音で相談できる存在となっています。「テクトレ」に通うことにした理由や通って良かったことについて話していただきました。



望月さん 左側(以下、望)プロフィール

大学卒業後1年間、某有名ラーメンチェーン店にて就業。サブリーダーとして、新人の教育担当、店の管理、調理など幅広く担当。その後仕事探しをしている中で、テクトレに参加。大手SIerのエンジニア職に内定。


・松本さん 右側(以下、松)プロフィール

専門学校卒業後居酒屋で3年、サービス業で6年就業。仕事を通じてITに触れる機会がありIT業界に興味を持つ。より深くIT業界で仕事をしていきたいと考え転職活動中にテクトレに参加。IT通信事業関連の営業に従事。


テクトレに来ることを迷っている人に一言お願いします

望:

やりたいことが決まっていないなら、1つのきっかけとして「テクトレ」に来てみたら良いと思います。
IT業界に興味が無いっていう人でも、それを判断できるほど「IT」を知らないんじゃないかな。興味があるか無いかは来てみて「IT」の中身を知ってみることでわかることなのではないかと思います。

松:

「テクトレ」は自分がどういう道を進めば良いか迷った時の「ものさし」をみつけられる場所です。
一日でもいいので来てみて、自分に合うと感じたら通い続ければ良いと思います。いろんな人が参加者として参加しているからその人達に話を聞けることも価値があります。


どんな仕事があってその仕事にどんな人が関わっていて、その人がどういうきっかけや考えで働き方や仕事を変えようとしているのかを聞けました。自分の経験とは違うところで働いていた人に経験談を直接聞き、知るきっかけになります。
なんで辞めたのかも、本当のところを聞くことができました。自分に置き換えて考え、自分にはできそうか、むいてそうか考えてみることができました。そんな場所は他になかなか無いです。



「テクトレ」に来る前と来る後で変わったこと


松:

「テクトレ」に通って今までの経験だけではうまく通用しないことが分かったから、「変わる必要がある!」と思いました。「テクトレ」に入って社会人として働く心の準備ができました。

望:

「もっとがんばらないと」と思うようになりました。アルバイト先でお客様からお褒めの手紙をもらうこともあったので、コミュニケーション力には自信を持っていました。でも他の「テクトレ」参加者のコミュニケーション能力の高さに触れて、自分はまだまだ学ぶことがあると感じました。


一緒に学ぶ仲間がいてどんなところが良かったですか?


松:

自然と学ぶことに一生懸命になれたところです。同期が自分より進んでいることに対し、「どうやって覚えたの?」と思い焦りました。そのことによって自分も負けないようにがんばることができました。そんな関係が良かったです。

望:

みんなもITについての知識レベルは同じところから勉強を始めているので、「ついていかないといけない」という気持ちになりました。「やらなければいけないな。」という気持ちが沸き自然と勉強を続けることができました。


「テクトレ」に来ようと思った理由はなんですか?


松:

マーケティングを学びたかったので、そこを勉強できるかなと思ったからです。資格を取ろうと決めて勉強し、無事認定資格を取れました。
家でゴロゴロしているのもよくないと思いつつ、自分一人でやってもうまくいっていませんでした。気持ちも折れそうになっていたので、状況の突破口のチャンスをいただいたと思いました。

望:

「テクトレ」に通うことでITの会社で実際に働く人の様子が見られると思ったのと、働いている人と話しができるのが良いなと思ったからです。
「IT」そのものについて知りたいとも思いました。幅広い業態がITを取り入れているのでどこからどこまでが「IT」なのか、自分でITの資格について調べてみても、何に役立つ資格か関連性が分からなかったので、全体像を網羅的につかみたいと思いました。


テクトレで学んだことは転職活動上でどんな風に役立ちましたか?


望:

トレーナーと話すことが面接の準備になりました。言葉遣いや話し方について普段の会話の中で相手に受け止めてもらいやすい言い回しを教えてもらえました。言葉の選び方の重要性にも気付くことができました。
面接やそれ以外も含め、就活に役に立つことばかりでした。一人では就職活動をすることも学ぶことも難しいところまでサポートをしてもらえました。履歴書/職務経歴書も具体的に何から手を着けたら良いかわかりませんでしたが、「テクトレ」で丁寧にサポートしてもらえたので、面接の受け答えなども対策することができ、エンジニアとしてのキャリアを切り開くことができました。

松:

自分の場合は逆に「テクトレ」に通う前は言葉遣いを気にしすぎて、面接でうまく自分の言葉で話せず、自己アピールができませんでした。トレーナーと面接練習をする中でリラックスして話しができるようになりました。自分が職場でどんな雰囲気を出しているのか客観視できるようにもなり、態度で気をつけなければいけない点がわかるようになりました。
学んだマーケティングを現場の集客や売上に活かせるIT通信事業の営業職として内定ももらうことができました。



テクトレを受講して良かったことは何ですか?


松;

大切な出会いを得ることができました。同期の人たちと本当に仲良くなったので、これからも一緒に飲みに行き、仕事やキャリアについて相談し合える仲でいたいです。
職場が一緒なわけでも、学校が同じなわけでもない、共通の関係性が「テクトレ」以外に無い、そうした出会い方で人と出会えるきっかけはなかなか他にはありません。出会えて良かったと思う人達に出会えたことが良かったです。

望:

私も仕事のつながりではない、人とのつながりができたというところです。昔からの友達には転職相談をしたり履歴書を見せ合ったりすることもきっかけが無くなかなか難しかったです。新しく仕事やキャリアについて相談できる人達との出会うきっかけになったことが良かったです。トレーナーがフレンドリーに話してくれたので話しやすい環境でした。
勉強し知識を身につけることも大事ですが、人に出会うことで受ける影響はもっと大きいと感じます。人と話すことは人間が一番変わるきっかけになると感じました。





無料IT教育コース「テクトレ」を3月11日より開講しました。「テクトレ」は、未経験からIT業界含め様々な業界への転職を実現することのできる転職支援講座です。

今回はテクトレ「無料IT教育コース」に第2期生として参加され、IT業界へ転職を実現された新城さんに、「テクトレ」でどのようなことを学べたのかなど実体験を元にお話を伺いました。


  • 新城さんプロフィール
車・機械関係のエンジニアとして工場、整備・評価を6,7年経験した後、携帯の販売スタッフとして販売職に10年弱携わる。ご自身のバックグラウンドを考えた際、学歴がものをいう会社でのキャリアアップ・給料アップに限界を感じる。実力主義のIT業界へのキャリアチェンジを希望し、転職活動を開始。IT業界に行きたいということは明確なものの、自身のキャリアとどのようにつなげキャリアを築いていけるのかが明確にならず、転職活動は難航。そんな中「テクトレ」で学び、トレーナーよりアドバイスを受ける中で、転職の軸や方向性を見つけ、IT業界へ転職。今に至る。


テクトレを選んだ理由


IT業界に行きたいという思いは持っていました。しかし、IT業界とはいえ幅広く、どのようなジャンルの業務があり、その中で、何ができる可能性があるのかなどが分からず、志望動機も明確にできませんでした。


スクールを探す中で、プログラミングスクールは多くありましたが、特定のプログラミングを勉強したい訳ではありませんでした。転職するに当たってできることはしたいので勉強はしたいですが、具体的に何を学べば良いのかも自分一人ではよく分かりませんでした。


そんな中、「テクトレ」に出会いました。受講前の面談ではこちらの話しを親身になって聞き、解決策を一緒に考えてくれる姿勢が非常に信頼できると感じました。


「テクトレ」は広い視野でIT業界のことを学ぶことができ、自分が活躍できる糸口が見つかる講座だと思いました。未経験からIT業界に転職する、自分のキャリアを見つめる上で最適な講座だと感じました。無料で学べるという点や現役のIT業界で働いているトレーナーがいる環境で学べるというところも選んだポイントです。


どこから手を付けていいのか分からない状況だった当時の自分に一番マッチしたのが「無料IT教育コース」テクトレでした。「まずは通ってみよう。」と思って申し込みました。



テクトレを受講して良かったことはなんですか?


自分に合わせた学びを得られる


何がわからないか分からないという状態だったのが、業界の話を多く聞くことで、知識が増えました。理解が深まるにつれて思考を整理できるようになり、何をすれば良いのかが明確になってきました。トレーナーから知っておくべき言語や、取得すると転職や知識の習得に効果的な資格についても教えてもらえました。


学ぶ中で分からないところはトレーナーがセラク社員のエンジニアを呼んで来てくれました。エンジニアに直接話を聞くことで、わからなかった点がよく理解できるようになりました。WEBエンジニア、アプリエンジニア、ネットワークエンジニアやセキュリティエンジニアなど幅広い社員が在籍しているので、目的に合わせて様々な領域のリアルな話を聞くことができます。


「テクトレ」で薦めてもらった資格試験の問題集やオススメの本は帰り道で即効買いました。そして、夢中で勉強をして資格試験に無事に合格できました。資格試験に合格できたことで、転職の面接でも新しいことを学んでいく意欲や習得していく力を認めてもらえました。また「テクトレ」で自分の進んで行きたい方向性を明確化できたことで、学ぶ必要のある言語も結果として明確になりました。サーバーの知識とJavaの知識両方学んで行きたいと思っており勉強中です。


闇雲に学ぶのではなく「テクトレ」でアドバイスがもらえたため、目的に対して適確な資格選びができました。


ほかの受講生と共に成長できる


一緒に勉強をする受講生と学べたことが良かったです。グループワークが多くあり、同じ状況の仲間と切磋琢磨することが成長につながったと感じています。良いところは取り入れ逆に、「これはマネしちゃだめだな。」や「これはこういう風に見えるんだ。」などと思うこともありました。


他人と比較することで、自分を客観的に振り返ることができ、面接での志望動機の伝え方などに役立てることができました。


履歴書・職務経歴書が見違えるほど良くなる


履歴書・職務経歴書を何度も添削してもらいました。「こういう風に書くならここはこうした方がよい」「もっとこういう点を書いたら更に伝わる」など具体的なアドバイスがありました。そうしたフィードバックを何度も受けることで、内容の詰まった履歴書・職務経歴書を作ることができました。


志望動機については、はじめ数行程度の記載だったのが、アドバイスを受けた後は欄に収まらないくらい書くことができました。これまでのキャリアを棚卸しできたことで、今までの経験とIT業界を紐付けて考えることができるようになりました。IT業界で活躍ができるイメージが持てるようになりました。


「テクトレ」に通ううちに自分の望むキャリアと志望動機、そして取得資格、現在学んでいることの筋が一本通ってきて、面接でも良い評価をいただけるようになりました。


新しいお仕事について教えてください


平たく言うとシステムエンジニアの職域です。クライアント先でヒアリングをし、その内容を受けて仕様書をクライアントのニーズに合うように作成しています。


「テクトレ」の中で学んだ内容の一部の「仕様書のやりとりの工程」の知識がそのまま役に立ちました。正に学んだ内容と同じことが現場で展開され、すんなり実際の仕事の中でもフローを理解することができました。学んでおいて良かったと実感しています。


転職活動中はIT業界未経験からの挑戦だったので、もっと下積みの仕事内容からキャリアを始めることを覚悟していました。今まで工場で働いていたことで工場の状況を想像できる。販売職の経験により人に説明をする際にわかりやすく説明できる。そうした知識や経験をIT業界でも活かしていけると今の上司に当たる方に理解していただけました。

結果として、上流行程の業務に始めから携わることができています。



セラクの「みんなの情熱大学」では最新テクノロジーや先端領域にかかわるセミナー等、イベントを運営しています。専門領域を超えて議論のできる仲間と出会い、ともに良くなる環境と学習機会を提供しています。


「みんなの情熱大学」で「松浦健太郎著「StanとRでベイズ統計モデリング (Wonderful R)」を読む会」講座を実施しました。


近年統計モデリングの手法を通じてデータを分析/活用することが盛んに行われています。その強力なツールの一つであるStanのチュートリアルが,松浦健太郎さんによって詳しく解説されています。その著書の詳細を解説する会になります。


 講師は、デジタルトランスフォーメーション本部の嶌田さんです。嶌田さんは数理科学博士(東京大学)を取得し、2016年4月から2018年6月の間、日本学術振興会特別研究員PDをされた後、データサエイエンティストとしてセラクで活躍中です。


▼確率密度関数

まずは確率密度関数の概念的なところから説明がはじまりました。X軸は何を定義するものなのか、その定義の証明を数学的に丁寧に解説していただきました。

30代の男性の身長のなかで無作為に選んだ、175センチから180センチの確率を図やグラフを交えながら解説しています。


概念的な説明だけではなく具体的な例を踏まえたうえで、詳細な解説をすることでより理解が深まりますね。ここでは確率分布とは確率を表す関数だと定義づけています。


▼同時分布と周辺化

嶌田さんは2つの異なる出来事をセットでみたときの確率分布が「同時分布」と解説しました。


次に同時分布はわかっていて、かつ2つのうち片方の情報を無視し、もう片方を求める方法について紹介しました。その操作を「周辺化」と解説しています。


ここで参加者から周辺化について改めて説明いただきたいと質問がありました。嶌田さんはそれに対して、真摯に受け答えをしていました。解説に納得するまで参加者は質問をして、メモを取りながら真剣に耳を傾けています。


▼条件付分布

「これは条件が定まっている場合の分布です。」これまで解説した内容をふまえながら丁寧に説明していきます。


セミナー参加者の多くが顎に手をあて、ホワイトボードを食い入るように見ています。その姿勢から皆さんの熱心さが伝わりますね。


▼最尤推定法

確率分布を知るために形を指定してそれを仮定として求める方法とのことです。

ここから特に難しい内容に入り、嶌田さんも2つあるホワイトボードをふんだんに使い、書いては反対方向のホワイトボードへ移動し、前の説明で記載した内容を消して、また新しく書きながら説明し、再度もう片方のホワイトボードを消して書くといった工程を何度も繰り返し、大学の講義さながらの光景です。


嶌田さんはこの方法は「いい加減な方法で決めているがサンプルNの数が多ければ多いほど本当の平均に近くなる」と述べていました。


前情報なしで聞いていた私は、サンプル情報が多くなればそれだけ正確になるロジックは方法論として素晴らしく感じました。しかしデメリット(問題点)も多くあり、そちらも詳しく説明していただけました。


▼ベイズ推定

ベイズ推定はStanの中で行われているものです。


ここは特に本題ということもあり、より詳細な内容を実践的な形で解説して下さいました。

セミナー参加者も嶌田さんがホワイトボードに記載した内容をスマホで撮影していました。会場は嶌田さんの声と筆跡音、撮影音だけが静かに響き渡り、集中して内容について考えているのがわかります。


会場は参加者が途中で手を挙げて質問するなど積極的に学び取ろうという雰囲気です。質問者以外の参加者も自分の理解が本当に正しいか確かめるように耳を傾け、頷いたり、内容をメモしたりしながら理解を深め、わからないポイントが紐解かれていく様子が見えました。


▼最後は待ちに待った乾杯!

懇親会では松浦健太郎著「StanとRでベイズ統計モデリング (Wonderful R)」を読んできた方々が語り合い、真剣に議論を重ねながら情報交換をしていました。


セミナーにて詳細に説明できなかった著書の内容についても皆さんで語り合う様子が実に有意義な時間であることを物語っています。

その他参加者より


「短時間でベイズ推定、MCMCまでまとめていて優れた講義でした。」


「機械学習やDeep Learning(深層学習)の初学者なので最近学んでいた所とリンクするところもあり理解が深まった。」


「少しあやふやだった所がわかったのでその点は非常に良かった。ただ元々全くわからない所は完全に理解できたわけではないので自習が必要だと思った。」


という感想を頂きました。

業務で使用される方もこれから考えている方も新たな解釈、内容の理解につながったと思います。


今後も「みんなの情熱大学」にご期待ください。

セラクの「みんなの情熱大学」では最新テクノロジーや先端領域にかかわるセミナー等、イベントを運営しています。専門領域を超えて議論のできる仲間との出会い、ともに良くなる環境と学習機会を提供しています。


Good Design Award 2017受賞者によるデザイン講座

2018年10月12日(金)に開催された「みんなの情熱大学」はデザイナー向けのUI/UXデザイン講座でした。そのなかでもとりわけ「動き」に着目して詳しく解説しています。講師は、「IT×農業」をキーワードとした農業の環境モニタリングサービス「みどりクラウド」にてUI/UXデザイナーを担当している五十嵐さんです。


五十嵐さんはGood Design Award 2017受賞者でありデザインとプログラミングを同時に行うスタイルを得意としています。


講師作成の資料ツールを使用した最先端のセミナー

プロジェクターに映し出された資料は五十嵐さん自ら考案・作成したWEBツールでした。全員参加型のセミナーを実施できるものです。講座は参加者がQRコードを読み取るところから始まり、URLにアクセスすると資料が閲覧できるようになっています。


WEBツールは、グッドボタン(青)、ウェイトボタン(緑)、コメント(紫)などが可視化されていて、参加者がブラウザ上でコメントするとプロジェクターに映し出された画面上にもコメントが流れる仕組みになっています。オフラインでのセミナーでありながら、オンラインのような要素がありとても先進的ですよね。

 講師説明の中で「Good Design Award 2017」を受賞したお話しをした途端、セミナー参加者が次々とグッドボタンを押していました。その際、嬉しそうに照れていた五十嵐さんが、周りの雰囲気を和やかにしていました。


デザインの中での「動き」の重要性

講義では、まずデザインにおける「動き」の重要性について話がありました。データ処理の際、アニメーションの動き方次第で、受け手の感じ方が変わるという話を実際にアニメーションを例としてスクリーンへ映しながら説明をしていきます。うなずきながら聞くセミナー参加者がたくさんいらっしゃいました。

 次に、「アニメーションのメリットとデメリット」の話になり、Web上で「動き」を出す方法について話は進みます。このタイミングで一人のセミナー参加者がウェイトボタン(緑色)を押しました。五十嵐さんは途端に話を中断し、ウェイトボタンを押した方にどこで引っかかったのかお伺いしていました。通常のセミナーの場合、一度あいだをとって質問事項などを聞くのが普通ですが、今回のように参加者の疑問に対してすぐに反応し答える参加者への気配りが印象的でした。


CSSとJavaScript

Web上で「動き」を出す方法はいくつかありますが、今回はHTML5について解説していきます。

動きを出す方法は主にCSSとJavaScriptの二種類からなりますが、JavaScriptの優位性ついて展開・解説しています。図でもわかるようにHTMLとCSSに比べてJavaScriptでできる事が多いことが見てとれます。

ただ、一方で五十嵐さんはデザイナーにとってJavaScriptは優しくないと言います。

「アニメーションを自動生成してくれるCSSが扱いやすく、JavaScriptは少し玄人向きで大変、、、?」という話だったのですが、どういうことなのでしょうか?

こちらの画像では右に動かす動作をする場合のCSSとJavaScriptのソースコードについて比較しています。同じ動作をさせるのに確かにコード量が違い、結果として全然必要となる工数が違いますね。

 これを見ているとJavaScriptは大変というのも頷けます。五十嵐さん曰く、どちらもメリットとデメリットがあるのでお互いのメリットを使いこなすことで魅力的な「動き」のデザインができるということでした。

アニメーションのデザイン的な役割

デザインの中でアニメーションがどのように作用するかという説明もありました。例として上記のアニメーションが使われていました。


ここでは物理法則に沿ってアニメーションを動かすことで画像が何を表示しているのか理解しやすくなることがわかります。上記のスライド画像が左端から真ん中にスライドし、揺れながら止まるアニメーションが使われていました。


セミナー参加者がツールのコメント機能で「プリン?」コメントしました。五十嵐さんは即座にコメントに対して「そうです」と反応し、プリンと認識できた理由は、動きがあるからですと説明をしていました。


 確かに動きがあると直感的に、その物体が何かわかりやすいですね。逆に揺れずにそのまま停止するとその物体がどんなものなのか人によってはわからないかもしれません。


 このような細かい動きにはCSSだけではなく、JavaScriptの存在が欠かせないとのことで、JavaScriptの重要性が良く理解できました。また最後にSassの紹介と3DのCSSの紹介がありました。

実際の作例もいくつか紹介いただきました。Sassによって通常より簡単にアニメーションの設定を実現でき、3DのCSSを使うことで細部まで動くアニメーションを作る事ができるとわかりました。今後の未来のデザインの可能性を感じました。今回のスライドアプリもSassでつくっているようです。

セミナー終了後、セミナー参加者が資料ツールで質問をコメントで投稿していました。

オンラインの資料ツールだからなのかたくさんの方が質問をしていて、なかには笑いを誘うような質問もあり和やかな質問タイムでした。


最後は乾杯!

懇親会ではデザイナーの皆様が各々UI/UXデザインについて語り合い、楽しそうに情報交換をしていました。またここでも五十嵐さんが作成した資料ツールについてのお話しも多くあり、実に盛り上がった懇親会でした。

その他参加者より


「デザインにおける動きの重要性について再認識ができた」
「プログラミングはサンプル丸写しせず、JavaScriptを真剣に勉強してみようと思った」
「3D CSSの作例が素晴らしかった」


という感想を頂きました。

業務で「動きのあるデザイン」をされている方もこれからしようと考えている方も新たな発見があったり、理解が深まったりと収穫が多い講座だったと思います。


今後も様々なセミナーを実施していきますので「みんなの情熱大学」に是非ご期待ください。

「キャリアコンサルタントが語る:若手社員向け【周囲を巻き込む】伝え方」のレポートをお届けします。


ビジネスパーソンが社内だけでなく、社外のプロジェクトで効果的なコミュニケーション力を発揮するための本講義。外部講師としてキャリアプロデューサーの境野今日子氏をお招きしました。2部構成でワークも交えた、充実の90分となりました。


1部:プロジェクトを成功に導くポイント

講師:K.K 

株式会社セラク  キャリア形成課

―略歴― 通信・家電業界を中心に複数の業界を横断して、数多くの顧客の課題解決に取り組む。現在は、株式会社セラクにて、エンジニアとしての知見を活かして、IT技術者採用、教育研修、社員のキャリア形成支援等、多方面で活動中。


プロジェクトのキーパーソンは誰か

社外を巻き込む大きなプロジェクトに関わる場合、周囲の協力を引き出す必要があります。そのために押さえておくべきポイントは、関係者の洗いだしとキーパーソンの特定です。プロジェクトが予定より1〜2年も長引いている場合、実権を握るキーパーソンに近づけていないケースが非常に多いそうです。


- 関係者の洗いだしとキーパーソンの把握 -
1 巻き込むべき関係者の把握(どこの部署に所属して、どういう仕事をしているのか)
2 取り組みに影響を及ぼす組織・人物の把握(キーパーソンの特定)
3 関係者毎の立場や関心事、自分との関係性


関係者の中でも協力的な人=サポーターを発見しておけば、キーパーソンに結びつく近道を作ってくれる可能性があります。自分が関わっているプロジェクトの「キーパーソン」と「サポーター」が誰か分からなければ、今すぐ作戦を練り直した方が良いかもしれません。


プロジェクトの成功の先に

多くの関係者を巻き込むプロジェクトを成功させられるようになる度に、巻き込み力は向上します。広い視野で物事をとらえる力が養われ、相手の立場や感情に適したコミュニケーション能力が身につくでしょう。


自分の物指しではない「理論にもとづいたコミュニケーションの実践」が、組織の枠をこえたビジネスリーダーへの道筋になりそうです。


2部:先輩・後輩との良い関係を築く基本スキルを学ぶワーク

講師:境野 今日子

キャリアプロデューサー

―略歴― 中央大学卒業後、NTT東日本に入社。秋田支店 オフィス営業部に配属後、総合病院を中心とした法人ユーザーに対し、 セキュリティ対策を担当。その後、帝人株式会社 人事部 採用グループに転職。現在は、フリーランスのキャリアコンサルタントとして大学生や社会人を対象とした講義、カウンセリング業務に従事する他、絵本作家とのコラボ企画など、領域の枠を超え活動中。


ジョハリの窓

第2部はワーク中心の講義。前半はジョハリの窓という、コミュニケーションを円滑に進めるための心理学モデルを体験。自己紹介を重ねていくことで相手の印象がどう変わっていくか、2人1組で試してみました。


他人に自分を伝えるだけでなく、自分の気づいていない自分(の印象)を伝えてもらうことで、お互いの距離がグッと縮まっていきます。たった5分の自己開示だけで緊張が解け、会場の雰囲気が柔らかくなるのを感じました。

▽ジョハリの窓を体験。1回目と2回目の得られた情報量の差で相手の印象は変わる。
・1回目の自己紹介:名前・職業
・2回目の自己紹介:住まい・出身地・趣味


準拠枠とハロー効果

後半のお題は

・とにかく話を聞いてくれない先輩への対処法

・やる気が全くない後輩への対処法


とにかく話を聞いてくれない先輩への対処法として、境野氏が語ったのは準拠枠という概念。


例えば「アップル」という単語から連想するものを問われると、食べるアップル・iPhoneのアップルなど、答えは人によって様々です。アップルの例のように、物事を認識・判断する基準(これを準拠枠と言います)が先輩と後輩でも違います。


先輩が話を聞いてくれるのは当たり前なのか。もしかしたら、先輩は後輩を突き放すのが当たり前だと思っているかもしれない。自分の理想を先輩に押し付けていないだろうか。相手の理想は・・?という身近に起こりうるケースを用いた、非常に考えさせられる内容でした。

やる気が全くない後輩への対処法として、境野氏が挙げたのはハロー効果


ハロー効果とは、部分的な評価だけで、その人の全体評価を決めてしまうこと。例えば、2回遅刻しただけで「アイツは毎回遅刻する」と評価してしまうような傾向を指します。後輩に対しても、部分的な評価でやる気がないと決めつけている可能性があるということです。


ハロー効果の他にも、主観での偏った見方で相手の評価を決めてしまうケースは往々にしてあります。個人が抱える事情を配慮して、耳を傾ける大切さを教えてくれました。


▽後輩の抱える事情の一例
・先輩に萎縮して聞けない
・やり方がわからない

・家庭の事情があるので、残業できない


さいごに

プロジェクト成功のためのコミュニケーション理論や、自己開示や他者評価の重要性を身にしみて感じた90分。参加者からも、仕事とプラベート両方で活用していくという声をたくさんいただきました。


講義後には懇親会も開催しております。懇親会では講義内容はもちろん、テーマに沿った内容について登壇した講師直接ご質問いただけますので、興味のある方はぜひご参加ください。


今後も「みんなの情熱大学」にご期待ください。

(写真・文:H.S@Web課 Webディレクター)

「みんなの情熱大学、【オムロン×セラク】IoTを導入・拡大に必須のPoC事例紹介とパネルディスカッション」のレポートをお届けします。

「みんなの情熱大学」とは、あらゆる分野から仲間が集まり、共に最新テクノロジーや先端領域に関わる情報や技術を共有するイベントです。


この日は、オムロンとセラクの合同で行われた、今後のIoTの導入や拡大に向けての情報共有を目的とした講座でした。

取材した私も当初の目的を忘れ思わず聞き入ってしまいそうになるほど、引き込まれるイベントでしたので、ぜひ最後までご覧ください。


1.講師紹介

羽山 博士(写真左)

講師のお一人目はオムロン株式会社でマーケティング担当をされている羽山さんです。現在は環境センサを使ってIoTにおけるセンサメーカーとしてできる事の領域を広げ、普及活動や新規商品開発に携わられています。


井田 博士(写真右)

講師の二人目は弊社セラクで研究開発を担当されている井田さんです。

京都大学などの研究機関で、大気の計測から大気汚染の原因究明に携わったあと、IT技術を取り込んだ複合的な研究を行うため、セラクに入社。現在は、農業IoTサービスの開発に携わりつつ、計測・ITの融合分野で新しい研究に携わっています。


2.講座レポート

続いて、実際の講座の様子をご紹介します。当日は、参加者がIoTの導入や拡大のための技術をしっかり持って帰れるように、


  • IoT導入・拡大の事例紹介
  • パネルディスカッション
  • 個別相談会


の3部構成で進められました。


2-1. IoT導入・拡大の事例紹介

講座は、オムロン様とセラクがそれぞれ行ってきたIoT導入・拡大の事例紹介からスタートしました。

これは、参加者がIoTをどのように導入していけばいいのか、具体的なイメージを膨らませられるようにするのが狙いです。

2社合同で行われているので、セラクのIoTソリューションの実績を紹介しているときに、オムロンの環境センサの解説で補足を入れるなど、よりわかりやすく講座を進めているのが印象的でした。

また、セラクの農業IoTやオムロンの環境センサを使用した温度差モニタリングシステムなど、さまざまな分野の事例が紹介されたので、参加者の理解も一層深まったと思います。


2-2. パネルディスカッション

続いては、参加者が講師の2人に質問をするパネルディスカッションです。

参加者からは、今後のIoTの課題や可能性に関する質問が多く集まっており、IoTの導入・拡大について学びたいという意欲を強く感じました。


事前にいただいた質問に答える形式でしたが、それに留まらず、事例の紹介を聞いて新たに浮かんだ疑問まで講師が幅広く答え、参加者の疑問を解決していました。


2-3.個別相談会

講座のあとは、個別に講師と議論ができる個別相談会です。


実際の内容を取材すると、

「IoTを教育業界に導入できないか?」
「環境センサの新たな使い方は?」

など、具体的な事業イメージを膨らませながら、意見を交わしておりました。


印象的だったのは、参加者も講師も笑顔で議論をしていたことです。

同じIoT導入に関する考え方や目標を持つ仲間と出会うことで、お互いのビジョンを語り合い、次に進む糸口を見つけることができたようですね。


3. おわりに

以上のように、イベントは大成功で幕を閉じました。


参加者からも、


「環境センサの具体的利用事例がわかって良かった。」
「勉強になりました。ありがとうございました。」
「いろいろなお話しが聞けて良かったです。」


など、とても高評価をいただくことができました。


「みんなの情熱大学」では、これからも最新のテクノロジーや先端技術に関するさまざまなイベントを開催して参ります。今後のイベントにも、ぜひ期待してください。

(WEBマーケティングコミュニケーション部 T.A)


2018年9月18日(火)に開催された『★新任プロジェクトリーダー、中堅エンジニア必見★ 成功する!「プレゼンテーション」の極意』のレポートをお届けします。


講師は、弊社のSI本部に所属する金澤さん。日本キャリア開発協会所属で、新人社員のキャリア形成支援や採用、教育研修をされています。


講義が始まってすぐに、金澤さんが一言。「僕、実はあがり症なんですよ」と。

堂々とお話しているので、全然そんな風には見えずびっくり…。
あがり症の人でも、プレゼンは上手くなれるという希望が持てますね!


講義はまず、「印象の良いプレゼンテーションとは?」という全体的な話から、「プレゼン能力向上に必要なスキルとは何か」という具体的な話へ。

「プレゼンテーションのためには、話すためのスキルだけではなく、聴くスキルも大事」「ステークホルダー(お客様)と意思疎通を図りたいという心からのモチベーションが必要」

という、金澤さんの言葉になるほど~!となりました。

人前で話すとき緊張してしまって人の顔が見れず、一方通行でまくしたててしまうところのある私にはとっても勉強になるお話でした"(-""-)"

また他にも、「相手を論破しようとしない」という言葉が個人的に沁みました!
プレゼン以外でも、ついつい自分の意見を通そうという意識で話してしまう癖があるので反省です…;;


このように、講義を通して今までの自身の話し方や意識についての気付きがたくさんあり、大変有意義な時間でした(*'▽')


後半は参加者の方たち全員でのワーク。2人一組になって話し役と聞き役を決めます。

面白かったのが、あるテーマの話をするにあたって「表情や身振り手振りなしに言葉だけで伝える」という取り組み。

終わった後は、表情や身振りがないことで、話す方はどういう風にやりづらかったか、聞いている方はどんな印象を受けたか、など振り返りの時間。表情やちょっとした身振りによって同じ内容でもプレゼンの効果を高められるということを実感できました。


講義終了後はもちろん、恒例のお楽しみ懇親会もありました★☆

色んな参加者の方が、講師の金澤さんと熱心にお話されていました!
講義の後も、お酒や食事を楽しみながら質問ができるスタイルがいいですね♪


「みんなの情熱大学」は、これからの肌寒い季節も変わらず情熱を燃やして(笑)開催中!

今回と同じ金澤さんが講師の一人を務められる『キャリアコンサルタントが語る:若手社員向け【周囲を巻き込む】伝え方』が11/20(火)新宿で開催予定!!

ぜひ皆様奮ってご参加ください☆★☆


(文:ITインフラ/クラウドソリューション事業部・ネットワークエンジニア A.O)

今回の講師:齋藤浩史 氏

―略歴― 

上智大学博士号、イギリスバーミンガム大学MBA。ゴールドマンサックスやその他外資・日系投資銀行で海外業務を行う。ヨーロッパ、中東、東南アジアの財務省や世銀との国際ビジネスに携わる。現在、マサチューセッツ大学MBA講師のほか、ビジネス英語ライティング研修、英語プレゼン研修を企業や個人に提供、同時に都内大学や資格学校のLECでミクロマクロ金融・経済学を教える。著書に『外資系金融の英語』(中央経済社)『英語で説明する全技術』(秀和システム)

Do you want to improve your English proficiency?


どんな業界でもグローバル化が進む今日、ビジネスで英語力を持っていることが、当たり前のように求められています。

ですが、いざ働き始めると、学生の頃のように時間に余裕がない毎日。

それに、listeningやspeakingなど、やらなくちゃいけないことが多すぎて、どれから手をつけていいのかわからないまま、悩むこともしばしば。


そんなあなたにこそ、「簡単なフレームワーク」が必要です!


今日の講師の齋藤さんは、少ししか英語を話せない状況で渡米し、現場で英語を身につけたそうです。

実地で学んだ経験から、必要なポイントをお話していただきました!

まず重要なこと


講義は緊張感をほぐすための Ice breakingから始まりました。それは画面にバラバラに配置された数字を数えるというもの。これが結構難しく、30秒では10個以下が一般的。


ところが画面に十字を引くと、配置にパターンがあることに気づきます。


英語も同じで一見雑多な文章も、区切ってしまい、パターンを見つけることで効率よく学ぶことができるそうです。Ice breakingは会場の雰囲気を和らげると同時に、効率よく英語を学習するための考え方の一例となっていました。


一般的な英会話スクールは、好きなことを話していい場所です。まず英語を話すことのハードルを下げて、親しみを持つことから始めます。


ですが、ビジネス英語は、短く趣旨をまとめて話すことが求められます。

解釈を様々にとれる弱動詞ではなく、意味がはっきりしている強動詞を使って、意思を伝えなければいけません。


自分にとってラクなスピーチは、相手にとってもラクに聴けます。

ビジネスの会話はイレギュラーが少ないので、いかにパターンを習得できるかが鍵ということです。

どうすれば英語を効率的に学べるのか


書ける人は、読めます。
そして、話せる人は、書けます。


これらの間にはつながりがあります。

日本人で英語を話せる人のほとんどは、頭で日本語で考えたことを、英語に変換して話しています。

ただ、その変換スピードが早いのだそうです。

英語の文章には構造があります。「主題」、「根拠」、「補足・具体例」です。短期間で集中して学ぶなら、文章の最初の「主題」と、その次の「根拠」を押さえることです。


単語力の学び方

文法も大切ですが、ある程度英文のパターンさえ覚えてしまえば、単語の羅列をすることで、相手に意味を伝える話し方ができるようになります。

大切なことは、専門的な語彙力を増やすのではなく、基礎的な優しい単語を組み合わせて、相手に意図を伝えることです。


単語力を鍛える道に近道はありませんので、コツコツやっていくことになります。

今回は、「WordPlanner」というWebベースのアプリケーションを使いました。

これは英文をまるごと取り込むことで、自動的に単語を検出し、各単語ごとに辞書の意味を結びつけてくれます。

まずやってみた方が早いと思うので、チャレンジしてみてください!初月は無料だそうです。

講座の後はお楽しみの懇親会♪

参加者からは


英語の文章に対するフレームワークを知っておくと英語と付き合いやすくなることがわかった。
単語力が不足しているのでWordPlannerを参考にしつつ学習したい。
英文の読み方、コツなどめっちゃ勉強になりました。


という感想をいただきました。


英語の学習のフレームワークやご紹介いただいたWordPlannnerも活用しつつ

グローバル人材となるべく精進していきたいです。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

今後も様々なセミナーを実施していますのでどうぞご参加ください。




蓮池良平さんーフリーアドオペレーター

今回の講師は、年ほどSEの経験を経て、7年ほど広告運用を行っている蓮地良平さん。 2018年3月に広告運用のフリーランスとしてご活躍されています。

リスティング広告とは?

ネットサーフィンすると、なぜだか自分の関心がある商品やサービスが目に入ることはありませんか?

リスティング広告とは、「検索連動型広告」のことです。


あなたの目にする広告は、検索エンジンに入力したキーワードに応じて出てきています。

今回は、そのリスティング広告をフリーランスで作っている蓮地さんに、ノウハウをお聞きしました!

リスティング広告をなぜやるか? 

広告は、商品やサービスを多くの人に知ってもらい、購買につなげるために行います。

広告には、バナー広告などたくさん種類があります。


リスティング広告のメリットは以下のとおり。


  • ニーズを持つユーザーに働きかけることができる
  • そのため獲得に繋がりやすい
  • また、店舗への来店や電話、メールへの問い合わせにも繋がりやすい
  • ブランディング(ブランドの価値を高めること)にも使える
  • サイト訪問データがあれば、リマーケティング広告を動的に構築できる


リスティング広告はどのように作るの?

具体的にどう作るのかというと、ビジネス用のメールアドレスとクレジットカード、広告するサイトURLを準備してGoogleやYahoo!のサイトで登録することでできます。


アカウント構成は、

  1. キャンペーン
  2. 広告グループ
  3. 広告
  4. キーワード

という構造で出来ています。


例えばキャンペーンでは、目的の設定や日予算の設定を行い、キーワードでは検索して引っかかるワードを設定します。


こうして検索結果に表示される広告が作られ、日常的に目にしている広告が作られるのですね。

経験から語る

リスティング広告は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンがあってこそのものです。

そのため、検索エンジンの進歩に伴って、リスティング広告の動向も変わっています。


最近では自動化が進んでいて、広告制作中に「こうしてみては?」とアドバイスが出てくるようです。

これを積極的に取り入れると、検索したとき上位に気やすくなるそうです!


広告の質は、時代のトレンドである動画クリエイティヴや、最新機能の実装によって高まるということですね。


また、検索ワードを緩くとることで、複数の入り口を設けることができます。

そうして引きつけた人を一つのサイトに集める広告の作り方が、結果に繋がりやすいとのことです。


最後は「ピザ」のある懇親会


意見交流のための懇親会。

ピザが出ます。これも重要です。


「具体的な話もあって良かったです」
「自動化が進んできているのだと実感しました」
「定期的に動向を知りたいです」


といった声を参加者からいただきました。


確かに、トレンドの入れ替わりが激しそうな業界ですから、最新の動向は気になりますね。

今後も注目していきたいです!


セラクはこれからも継続的に学びの機会を共有しチャレンジしていく方を応援していきます!

(文 ITクラウドソリューション事業部 A・T)

持田 宏平(株式会社セラク みどりクラウド事業部 事業部長)

2004年に株式会社セラクに入社。SEとして開発業務を行うかたわら、スマートフォンアプリやIoTサービスの研究開発を行う。2010年に天ぷら侍、2011年にスマート洗面台、2013年にスマート野菜工場を発表し国内外から注目される。2014年から農業IoTの研究に着手、2015年に「みどりクラウド」としてサービスを展開。


「IoT」って?

皆さんも、「IoT」(Internet of Things)という言葉はどこかで聞いたことがあるかもしれません。実際に仕事で扱っている方もいることでしょう。


ですが、自身でIoTを導入したことがある人は、そこまで多くないと思います。

「IoTに興味があっても、どのように導入したらいいのかわからない」という悩みは数多く耳にします。


それは、使ったことがないため、具体的なイメージが抱けないことにも理由があります。


今回は、SONYから販売されているIoTキット『MESH』をハンズオンしてみて、IoTをより身近に感じてもらうセミナーとなりました。



IoTはどんなふうに使われているの?

セラクでは「みどりクラウド」というIoTサービスを提供しています。農業×ITで、様々な導入事例があります。


たとえば、菊栽培では、夜間に当てる光量が菊の生育に影響を与えるので、それを遠隔管理するために「みどりクラウド」が役立っています。



大きなメリットは

・計測と記録のスマート化により、今まで栽培者の経験と勘によっていたノウハウを共有できる

・現場の判断と制御にIoTを導入し、作業を省力化と生産効率の向上を可能にできる

という点です。


栽培に限らず、畜産でも導入事例があります。


たとえば、牛の発情時期に生殖が行われないと70万円ほどの損害が出るので、発情から分娩まで管理したり、転倒による牛の死亡事故を防いだりすることにもIoTは活用できます。


このように、IoTをうまく現場に導入できれば、コスト削減やリスク軽減を実現できるようになります。


さっそく『MESH』をさわってみよう!

「MESH」では、手のひらに収まる「タグ」を使って、スマートフォンのアプリから、IoTをプロトタイピングすることができます。


「MESHタグ」には、押したら入力を意味する「ボタンタグ」や、光を調節できる「LEDタグ」、加速度センサー内蔵の「動きタグ」等を含めた、7つがあります。

(+スマートフォンアプリ内にある論理タグを含めれば計8つ)


プロトタイピングは本当に簡単。


アプリ内で、「LED」や「人感」等のブロックをドラッグして画面に配置し、それを指でなぞってつなげるだけ。


あっという間に「人を感知しLEDを光らせる」プログラムが出来上がりました!

うまく応用すれば、「30度以上を感知し光ったLEDを、ボタンで消す」プログラムも、遊びながら作れます。


「MESH」の本領

どのようにタグが動いているのかというと、実はスマートフォンを介してタグどうしがやり取りしているので、ここまではまだインターネットに繋がっていません。


「MESH」の本領は、各種クラウドサービスと連携させられることです。


これを応用すれば、たとえば「人を感知したらGmailを送信する」という防犯装置が自分で作れてしまいます!


「MESH」アカウントを取得し、各種設定を終えれば、先程のように、ブロックをドラッグして組み合わせるだけで、簡単に作れます。


他にはたとえば、「温度・湿度タグで検知したデータを、逐次SNSに上げる」設定にすれば、簡易的な気象情報アカウントになります。


anyPi(エニーパイ)等のMESHハブを用意すれば、M2M(Machine to Machine)のIoTも実現できます。


30分もくもくタイム

最後の30分は、参加者が各々でIoTを構築する時間。


「GPIOタグ」を使えば、入力を元にモーターを動かす出力もできます。

(ただ電力が低いため、実用化には電池パックなど別途他のデバイスが必要となります。)


この30分で参加者の方々は、「ある程度の温度と湿度があり、かつ人感センサーが反応するとき、ファンを回す」という装置や、「人感センサーを股下に置き、スクワット回数をカウントする」装置を実際に作っていました!


「光を感知して、カーテンを開くIoT」というアイデアや、「オムツの湿度を感知して、替え時を教えるIoT」も出ました。

まだ最適なオムツ取替の適正湿度はわかりませんが、今後IoTによりデータが蓄積されれば、いずれそれがわかるかもしれません。


これからは、集めたデータが価値を帯びてくる時代なので、それを見越したIoT導入も、先行投資としては利潤に期待できるのではないでしょうか。


IoTで大切なこと

IoTを実現しようとすると、組み込みやネットワーク、ソフトウェア等、様々な構築技術を要します。


いろいろアイデアは浮かびますが、実際にやってみると、思い描いていた結果とは、違った結果になることのほうが多いです。


ですから、実際に活用できるかを試すPoC(概念実証)が大切です。


今回のハンズオンセミナーでは、それを強く実感することができたと思います。


恒例の懇親会では、恒例のピザ!


参加者からは

「大変有意義な時間でした」

「通常の業務とは関係ないのですが、とても良い経験ができました」

などのコメントをいただきました!


こうした交流の機会もセミナーの醍醐味ですね。

記事:A.T.