セラクの「みんなの情熱大学」では最新テクノロジーや先端領域に関わるセミナー等、イベント運営をしています。専門領域を越えて議論のできる仲間と出会い、共によくなる環境と学習の機会を提供しています。
今回は大阪では初開催となった、マーケティング分野の「みんなの情熱大学」のセミナーの内容を、第一部講師を務めたwebディレクターの増田がレポートします。
一億総発信時代と言われる近年、SEO対策は高度化の一途を極めています。あらゆる企業がホワイトハットでのSEO対策に乗り出した今、その中から勝ち上がるには何をすべきでしょうか。
・コンテンツマーケティングとは
コンテンツマーケティングが流行り出して数年が経過し、今では様々な企業がコンテンツマーケティングに取り組んでいます。それに伴い、「思うように結果が出ない」「ネタが浮かばない」など、web担当者は色々な悩みを抱えるようになったのではないでしょうか。
そこで、「顧客にとって有益で説得力のあるコンテンツ」という本来のコンテンツマーケティングの主旨に立ち返り、自社が何を提供すべきかを改めて考え直す必要があるのです。
・購入プロセスのZMOTを理解しよう
Googleの提唱するマーケティング理論におけるZMOT(来店前)の段階に、コンテンツマーケティングは大きな力を発揮します。ここでは実際に「お風呂 ピンクカビ」など日常生活に即した検索ワードでの検索結果を例に挙げ、ユーザーが求めるものと検索結果の乖離についてご説明しました。この乖離を埋めることが、上位表示への筋道となるのです。
・Googleが求める検索結果
Googleが求める検索結果も、究極的には人と同じです。Googleは200以上の項目で順位付けをしていますが、それらはすべてユーザーにとって最も最適(有用)な検索結果を表示するためのものです。これはコンテンツマーケティングの考え方とも一致します。つまりコンテンツマーケティングは、Googleのアルゴリズムとの親和性の非常に高い手法であるといえます。
・コンテンツマーケティングが失敗する原因
ネットの海では、更新がはるか昔に途絶えてしまったものや、いつの間にか担当者の日記になってしまっているものなど、コンテンツマーケティングの残骸のようなものを目にすることがあります。
そのような状態にならないよう、セラクではKGI・KPIに何を設定すべきかのお手伝いから入らせていただいています。「○○というキーワードで1位にしたい」というのはよくいただくご要望ですが、実際には「良質なリード(個人情報)の獲得」をゴールに定めた方がよい場合もあります。
・オーソリティサイトになるとこんなメリットが
コンテンツマーケティングを突き詰めていくと、オーソリティサイトに行き着きます。オーソリティサイトについて詳しくは下記のページをご覧ください。
これにより、SEO効果だけではなく、広告費の削減やユーザーとの信頼関係の構築など、さまざまなメリットを得ることができます。
・YMYLに気をつけよう
大手企業のキュレーションサイト炎上騒動は記憶に新しいところですが、人間の生活に非常に重要な意味を持つジャンルについては、Googleは特に検索結果に注意を払っています。以前、根拠のない情報や誤った情報を掲載したとして問題になった医療系キュレーションサイト騒動の直後のGoogleのアップデートでは、今まで下位に表示されていたような小さな医院のサイトなど、権威や資格に担保された情報を掲載しているページの順位が急上昇しました。
これらのジャンルに関る記事を掲載する場合は、細心の注意が必要です。
・2018年以降勝ち残るためのヒント
ここまでは一般的なお話ですが、実はそれだけでは勝ち上がることが難しい時代となりました。そこで、セラクでは常に最新の情報をあらゆる情報源から収集しています。
その一部として、ツイッターを使って記事を意図的にバズらせる(ネット上で爆発的に広まること)方法をご紹介しました。ブラックハットではないものの、ホワイトハットとも言いがたいこの方法は、弊社ではサービスとしてご提供していないものの、そういった手法を取るサイトも競合にはなり得るため、情報収集は欠かせません。常に最新の知識をこういったセミナーなど色々なところから収集しましょう。
第二部「43記事で月間55万PV稼いだ男が語る『WEBサイトへの集客術』」の様子は次回お伝えします。
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