セラクの「みんなの情熱大学」では最新テクノロジーや先端領域に関わるセミナー等、イベント運営をしています。専門領域を越えて議論のできる仲間と出会い、共によくなる環境と学習の機会を提供しています。
今回は前回に引き続き、大阪では初開催となったマーケティング分野の「みんなの情熱大学」のセミナー第二部の内容を、第一部講師を務めたwebディレクターの増田がレポートします。
認知拡大や会員登録、購入やお問合せ獲得といったWEBサイトの課題を解決するためには、やはり閲覧者数は重要な指標です。しかし質の低いアクセスばかりを集めていては、課題は解決できません。そこで第二部では、いかにして月間55万PVの良質なアクセスを稼いだか、その具体的な手法を解説しました。
・PV数のみにだまされてはいけない
・公開 8ヶ月で 100 万PV 達成!
・月間 1,000万PV を獲得す るための手法公開します
といったキャッチコピーを目にすることがありますが、これだけでは情報が足りません。そのサイトを、何人で運営しているのか?記事数は何ページなのか?などが重要です。例えば1万記事あれば、1ページあたり1日3~4PVでも月間100万PVが稼げてしまいます。しかしそれではSEO対策とはいえません。
ここで弊社の実績に戻ると、1記事あたりのPVはオーガニック検索流入数は下記の様になります。
普段アクセス解析などをされている方にはおわかりいただけると思いますが、これは相当精度の高い記事といえるのではないでしょうか。
・テーマ選定にはトレンド調査が必須
新規でサイトを立ち上げる場合、そもそも検索されていないテーマでサイトを作っても意味がありません(今後検索が伸びることが明らかな場合は除く)。まずはグーグルトレンドや、キーワードプランナーを駆使してトレンド調査をしましょう。
・コンテンツ制作はニーズの調査をおこなってから
思いつきで低品質な記事を量産しても、全く成果には繋がりません。それどころか、低品質な記事はサイトの順位を大きく落としてしまう可能性もあります。しっかりとユーザーのニーズを把握したうえで、有益な情報を提供することを心がけましょう。
ここでもキーワードプランナーが活躍します。キーワードプランナーから関連ワードを見ると、ユーザーのおよその検索目的が見えてきます。それを元にサイト構成を検討し、記事に落とし込んでいきましょう。
・具体的なコンテンツの作り方
基本的には1記事1テーマを原則とします。あまりに多くのテーマ・キーワードを入れ込みすぎると内容が散逸になり、ユーザーにもSEO的にもよくありません。もちろん、titleやdiscriptionも冗長にならないよう注意しましょう。
今や常識となりましたが、keywordタグは全く意味がありませんので、設定する必要はありません。無駄な時間を使わないようにしましょう。
・良質なコンテンツだけでは1位は獲得できない!?
最近のSEO対策は、良質なコンテンツありきで語られることが一般的になってきました。一昔前の、いわゆるブラックハットのような方法は通用しませんし、勧める業者もいなくなりました。ただ今度は、あらゆるサイトが良質なコンテンツを提供しようとする傾向にあるため、1位を獲得する難易度は格段に増しているともいえます。ではそういった競合の中から勝ち抜くにはどうすればよいのでしょうか。
・被リンクを獲得する
以前より効果は薄まりましたが、被リンクがサイトの評価に影響しているのは間違いないため、未だに有効な方法です。単純に他サイトからリンクを貼ってもらうほか、ソーシャルバズを意図的に発生させることも有効です。弊社セミナーでは実際に、ソーシャルバズを発生させる手法まで解説をしています。
・サイトパフォーマンスを上げる
2018年7月に、グーグルはSpeed Updateを実施しました。サイトの表示速度が遅いと、SEO的にもマイナスであるだけでなく、実際に読み込み時間が0.1秒早くなると売上が1%増加した事例があるといわれる程、数字にも直結する要素なので、サイト運営者は必ず対策をしましょう。
ここまで色々な手法をご紹介しましたが、まだ十分にサイトが育っていない段階では、あまり数字に囚われすぎずに、コンテンツのクオリティを高めていくことが重要です。あまり母数が少ないデータで分析しても誤差の範囲ということもありますし、マクロ視点で分析するには、月間数万PVはほしいところです。
以上、2回に渡ってセミナーの様子をお伝えしましたが、セラクでは随時様々なジャンルのセミナーを開催しています。ぜひご参加ください。また、セミナー内容や集客についてのご相談も、当ホームページよりお問い合わせいただけますので、お気軽にご相談ください。
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