サーバー仮想化とクラウド(AWS)を使ったWebサーバー構築入門

2018年6月20日(水)に開催された「サーバー仮想化とクラウド(AWS)を使ったWebサーバー構築入門」のレポートをお届けします。


講師を務めたのは、弊社のインフラエンジニア教育担当である高井。

「サーバーの概要」や「仮想化・クラウド概要」の説明を中心に、講義の締めくくりでは、世界のクラウド市場でもトップシェアを誇るAWS(AmazonWebService)を使った簡単なサーバー構築を実演してくれました。


サーバー仮想化の流れがおこっている

「仮想化」と「クラウド」がメインテーマになった本講義。


サーバー運営のコストカットが求められている昨今、サーバーを仮想化することは一般的になってきているとのこと。物理サーバーと比較すると、導入コスト・設置スペース・消費電力などが削減できるメリットがあります。


また、仮想化によって、物理的なリソースを論理的に「分割」「統合」することができるので、限られた資源を有効に活用したり、限られた資源を拡張することもできると高井は語りました。

- サーバー仮想化 -
1台の物理システムの上で複数の(仮想)サーバーを動作させること。


仮想化技術を用いたサービスが「クラウド」

この仮想化の技術を用いたサービスが「クラウド」です。仮想化によってプールしたリソースを、必要なときに必要なときだけ利用できるというのが特徴。あらゆるデバイスから、あらゆるネットワークでアクセスすることも可能です。


コストダウンや運用負荷の軽減が可能で、新しいビジネスを創出できるクラウドは、ユーザーにとって非常に合理的な選択として受け入れられているようです。


クラウド活用企業の2社に1社はAWSを利用

講義の後半はクラウドサービス(主にAWS)のお話でした。


主要なクラウドサービスとして

・AWS(Amazon Web Services)

・Azure(Microsoft Azure)

・GCP(Google Cloud Platform)

・IBM Cloud

などが挙げられますが、クラウド活用企業の2社に1社はAWSを利用しているとのこと。


100以上のサービスを利用できたり、アベイラビリティゾーンを複数設けていることによるシステムの冗長化がユーザーに選ばれる理由となっているようです。


EC2を使ったWebサーバー構築を実演

講義の締めくくりとして、Amazon EC2を利用したWebサーバー構築を実演してくれた高井。実際の構築画面を見せながら、物理との構築速度の違いを体感させてくれました。


さいごに

今回は、企業の教育担当をしている参加者もいらっしゃいました。「次回は部下を連れてくるので、もう一度やってください」といったリクエストもいただき、大変満足いただけた様子でした。


講義後には懇親会を開催しております。講義内容はもちろん、WEBに関する事であれば登壇した講師にご質問いただけますので、興味のある方はぜひご参加ください。


今後も「みんなの情熱大学」にご期待ください。

(写真・文:H.S@Web課 Webディレクター)



▼関連記事はこちら。初心者向けのコーディング講座も開催しております。

レポート:ITネットワーク入門講座



SERAKU みんなの情熱大学

AI・IoT・BiG Dataなどの最新技術から、WEB・マーケティングなどITに関するイベント・勉強会・講座を開催しています。