セラクの「みんなの情熱大学」では最新テクノロジーや先端領域に関わるセミナー等、イベント運営をしています。専門領域を越えて議論のできる仲間と出会い、共によくなる環境と学習の機会を提供しています。
元京大準教授によるIoTハンズオン講座
2018年2月3日(土)に開催された「みんなの情熱大学」はLoRa を利用して無線化したIoTを実際に「作って動かす」ハンズオン形式の勉強会でした。LoRaとはLPWA(Low Power, Wide Area)という、少ない消費電力で広いエリアをカバーする無線通信方式の一つです。講師は弊社農業IoTサービスの開発に携わっている井田さんです。
井田さんは3つの研究期間で研究職として仕事をされてきていて、京大で教鞭も取られていた方です。
今回の講義では実際に変換基盤を作成し、LoRaモジュールとPCで通信を取る検証を実施しました。
午前中はIoT、LoRaについての講習と、はんだ を使っての変換基盤を作成。午後には二人一組となりLoRaからRaspberryPi間の通信、成果発表を行いました。
機材は事前の申し込みで 持ち帰る事もできる為、自宅でも学習や検証ができる事も今回の勉強会の魅力です。
IoTとは?LoRaとは?何が他と比べて優れているのか
IoT、LoRaについて、まず最初に具体的な解説、活用方法についての説明を受けました。
その後、基盤の組立をしていくのですが、まだLoRaモジュールを基盤に取付けるに当たって、対応した既製品がないため、変換基盤をはんだ付けをして作成。小さな部品が多く、皆集中して取り組んでいました。井田さんも作業フォローに入り、解説を聞きながら作業を進めていきました。
お昼休憩を挟み、RaspberryPiと基盤を配線で繋いでいきます。不明点は直接聞けるので途中でうまく行かないところがあっても安心です。配布資料を参考に接続していきました。
RaspberryPiは興味のある方が多く、大変勉強になったとの声もいただきました。
実際に手を動かして通信してみよう!
(通信検証)
検証作業中はPCや基盤の配線を細かく確認しながら通信状況をチェックします。中にはPCのバージョンの問題や電源の電圧不足の問題から通信の取れていなかった参加者もいらっしゃいました。講師や周りの方に助けられながら試行錯誤し、足りない部品を執務スペースに探しにいき、いくつか試してみてはやり直し、ああでもない、こうでもないと色々な部品や接続方法を試してみる場面もありました。
やっと通信が取れた際には会場内が一体感に包まれました。後で聞いてみたところ参加者からも「通信が取れた時の達成感があった」というお声をいただきました。予想していなかった事態にバタバタしたものの、みなさんとっても楽しそうでした。
最後はお楽しみの乾杯!
(懇親会)
懇親会でお話しをした方の中にはITエンジニアの他にwebデザイナーの方も参加されていました。IoTに興味があり、どんなものなのか勉強してみたかったとの事。エンジニアの方もそうでない方もお酒が入り、皆楽しそうに情報交換をしていました。
その他、参加者より
「具体的なIoTのイメージが持てた」
「今後、業務外でも個人的に取り組みたい」
「実機のLoRaを触る事ができ、有意義だった」
という感想もいただきました。
業務で使用される方も趣味で勉強される方も良い経験となると思います。
今後も「みんなの情熱大学」にご期待ください。
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